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ディスクグラインダーの使い方


安全上の注意

安全対策

ディスクグラインダーのように、刃がむき出しになっている電動工具は事故が多くなります。
手元で砥石が高速回転しているので、事故を起こしてしまうと擦り傷程度では済まない場合があります。
更生労働省の職場の安全サイトで事故の事例を閲覧することができますので、一度目を通しておいたほうがよいでしょう。キーワードに「グラインダー」と入力して、他の項目は指定なしで〔検索開始〕ボタンをクリックすれば多くの事例が閲覧できます。

安全保護具

身につける安全保護具

私は若い頃に「素手で使いなさい。」と教えられましたが、飛来物から身を守ることができる革手袋を装着します。
参考:http://riyuukai.jp/anzen/tutatu/09.pdf
繊維状の軍手や大きすぎてだぶだぶしている手袋は砥石に触れると巻き込まれやすいので避けます。
周速72m/sを時速に換算すると、250km以上のスピードがでていることになります。
作業中に切削物、砥石、ダイヤモンドカッターが破損して飛来すれば、手や身体にあたるとただでは済みません。
グラインダーを使用する場合は必ず保護手袋と保護メガネを装着します。
切削する材料によって大きな音や粉じんが発生する場合があるので、作業に応じて耳栓や防じんマスク装着します。

安全カバー(保護カバー)

安全カバーを取り付ける

砥石や回転部に接触したり、巻き込みを防止する為に安全カバーを取り付けて作業を行います。
安全カバーは、止めネジを緩めれば砥石や作業用途に応じて向きを変えることもできます。
安全カバーを体の方向に取り付けていると、粉じんや破損した砥石が破損した際、自分に向かって飛来してくる可能性が下がります。
安全カバーがついていても、保護手袋や衣類などが巻き込まれることもあるので、作業中は常に気をつけましょう。

研削砥石用カバー 切断砥石用安全カバー

安全カバーには、研削砥石用安全カバー/切断砥石用安全カバーの2種類がある

グラインダーの安全カバーには、研削砥石用安全カバーと切断砥石用カバーの2種類があります。
切断砥石用カバーは標準付属されていない場合がありますが、切断砥石を使用する場合は、別販売品の切断砥石用安全カバーを装着しましょう。
切断砥石用安全カバーは、研削砥石用安全カバーと違い、移動フランジ側(外側)も半分ガードされているので、切削屑(火花)が身体に向かってとんでこなくなります。
また、砥石が破損したときに怪我をする可能性が低くなります。

試運転検査

試運転検査

  • 砥石交換・・・3分間以上
  • 作業開始・・・1分間以上
  • 試運転の検査は労働安全衛生法で義務付けられています。
    グラインダーの事故や怪我は反動や巻き込まれによるものがほとんどだと思っていましたが、砥石が破損し身体に当たって怪我をする事故も多くあるようです。
    砥石の交換時に3分間以上。
    一度使用した砥石でも1分間以上の試運転をしなければいけません。

    研磨角度

    研磨作業|砥石の角度は15°~30°以内。

    研磨用砥石で材料を研磨する場合は、砥石の全面を使うのではなく、後方を浮かせて角度を15~30°に保ちながら外周部で研磨します。(砥石の種類によって、適切な角度が異なる場合があります。)
    角度が高すぎたり低すぎたりすると砥石が破損したり、研磨中に砥石の角が材料に食い込み、その反動でグラインダーが跳ねたりする場合があります。
    材料が金属の場合は、研磨面が広いほどたくさん火花がでるので、火花がたくさんでる角度が最適な状態です。
    また新しい砥石を前方へ進めると先端が材料に食い込み反発することがあるので、はじめは後方へ引いて角を消耗させながら使用します。

    押し付ける力は弱め

    切削中に砥石を材料に押し付ける力は、グラインダーの自重だけで充分なので、無理に押し付けないようにしましょう。無理に押えつけると砥石の消耗も早くなります。
    また金属を切削すると火花がでるので、周辺に燃えやすい物がないか確認しましょう。
    火気厳禁の場所では使用禁止です。

    完全停止

    完全停止

    DIYに納期はありません。
    砥石の回転が完全に止まってから、作業台などに置くように心がけましょう。
    グラインダーが暴れて跳ねたり、砥石に接触・巻き込みを防止します。

    グラインダーの性能比較表

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